前回(グレートレース ~メキシコ250km/地元民族VS世界ランナー~)の中で日本人夫婦も出場してました。
今回はその素晴らしい夫婦のレースを書きたいと思います。
夫婦のステージ1~5
夫婦2人はメキシコに住んでいるみたいです。
プライベートはトライアスロンなど出場するアクティブな夫婦です。
そんな夫婦が今回250km完走という挑戦をしました。
このレースは5日間行われて、制限時間はありませんが早朝のスタート時刻は固定されてます。
そのため早くゴールすれば休憩時間はありますが当然遅くゴールするとその分休憩時間が少なくなります。
ステージごとのタイムは奥さんの方が早く、チェックポイントやゴールしては旦那さんを気にかけているところが印象的でした。
そんな奥さんもステージを重ねるごとに足の痛みやマメができ、マメがシューズに当たるところを切り取ったりと満身創痍のなか走ってました。
ステージ4では明るいうちに奥さんはゴールしたのですが、旦那さんは真っ暗になってもゴール地点に現れません。
奥さんは満身創痍の中、旦那さんを探すのに走ってきた道を戻って行きます。
しばらく歩いていると大会スタッフの車とすれ違い
「旦那さんは無事です。もうすぐきますよ」
と知らせてくれたため、奥さんはゴールへ戻ります。
しばらくすると光とともに旦那さんの姿が見えました。
それまで心配そうに待っていた奥さんは笑顔になり、旦那さんがゴールすると
「おそい」と旦那さんをからかうそぶりを見せます。
旦那さんは道を間違えたようで、かなりのタイムロスになったようです。
そんな旦那さんも相当疲れているとは思うのですが終始笑顔を絶やさず、ゴール後には待ってくれていたスタッフや選手達に
「ありがとう」と気遣いも見せていて人間性の素晴らしさを感じました。
最終のステージ5も日が沈んだなか、旦那さんは完走した人のなかで最後に笑顔でゴールしました。
夫婦の挑戦を見て感じたこと
・旦那さんがゴールするのを心配そうに待つ奥さん(旦那さんの前では見せませんが)
・終始笑顔で走る旦那さん
・満身創痍になりながらも250kmを完走する夫婦
こんな素晴らしい夫婦がいるんだなと思いしらされました。
完走選手中、最下位でゴールするということは出場選手の中で一番過酷な挑戦をしたことに繋がるのではと僕は思います。
OWSのレースでも最下位の方は出場選手がみんなでアーチを作ってゴールを讃えます。
それだけ素晴らしい挑戦をしたと言うことです。
メキシコ250kmレースはこのように民族の凄さと日本人夫婦の素晴らしさを同時に感じられるかなり貴重な番組です。
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