ランニングの消費カロリーは計算式でおおよそ出すことができます。
走行距離(km)×体重(kg)×1.04=走行距離に対する消費カロリー(kcal)
※僕の使っているランニングアプリ「Nike Run Club」を参照しました
例に挙げると、ウルトラマラソン(100km)×体重(65kg)×1.04=消費カロリー(6760kcal)
となります。
いろいろな補給食をウルトラマラソンで摂取するにはどれくらい必要?
上記の消費カロリーを補うには、以下のようになります。
ポカリ500ml(125kcal)=500ml:54本分(お腹タプンタプンになります)
パワーバー1本(187kcal)=36本(チョコレート味なら鼻血でるかもしれません)
アミノバイタルSUPER SPORTS 1本(100kcal)=67本(全部に言えることですがこんだけ摂取したら飽きます)
このように補給食の必要量を見るだけでウルトラで消費するカロリーのすごさがわかります。
しかしこれをまともに摂取することは不可能です。
実際どうやってエネルギー消費してる?
ランニングするうえでまず消費されるエネルギーが「糖質」です。
体内で貯蔵できる糖質エネルギーは1500~2000kcalと言われています。
それを使い切った(2000kcal)として、ウルトラマラソンにおける残りの消費カロリーは4760kcal。
これでもなかなか摂取できるカロリーではありません。
エネルギーは糖質の貯蔵が減少すると脂質を使うようになっています。
「糖質」は1g=4kcalエネルギーを発揮するのに対し、「脂質」は1g=9kcalと糖質の倍以上のエネルギーを発揮することができます。
無酸素運動の場合、糖質エネルギーを使う割合が高く脂質の割合が低い。
逆に有酸素運動の場合、脂質エネルギーを使う割合が高くなります。
心拍数で今のランニングペースは無酸素か有酸素かがわかるため、心拍数を確認しながら練習することで脂質を効率よくエネルギー消費することができます。→参照記事
また普段の食事で糖質を制限することでも脂質エネルギーを使う体質にできるみたいです。
このように脂質を効率よくエネルギーとして使えることで、長時間動ける体ができ補給食も上記ほど取らないで済みます。
まとめ
いずれにしても、のどが渇く前の水分補給・体に疲れが出る前の補給食摂取は完走する上で必要と思います。
普段の練習では脂質エネルギーを使用できる体づくりを目指して、レース本番ではエイドごとに補給食・水分が置かれてるみたいなので上手く活用し、エイドまでに疲れが出てしまわないよう補給食を少し持参するのもいいと思います。
コメント